徐々に頼りになりつつあるベンフィカ産DF マグワイアとのコンビは鉄板だ

マグワイアとの安定したコンビでチームを支えるリンデロフ photo/Getty Images

過去にはミスに対して批判を受けていたリンデロフ

優秀な若手を育てるチームといえばオランダのアヤックスやドイツのドルトムントが有名どころではあるが、ポルトガルのベンフィカもその一つに入ると言える。近年で言えばジョアン・フェリックスがアトレティコ・マドリードに移籍し、マンチェスター・シティに移籍したベルナルド・シウバも、ベンフィカのユース出身の選手である。同じマンチェスターのビクトル・リンデロフもまたベンフィカからビッグクラブへ渡った一人だ。

スウェーデンのヴェステロースでキャリアを始めたリンデロフは2012年にベンフィカに加入し、5年後にマンチェスター・ユナイテッドに移籍を果たした。ベンフィカ在籍時はチャンピオンズリーグでブレイクしたベストイレブンに選手されるなど好調を維持していたが、イングランドには渡った後は度重なるミスに対し、クラブOBからの辛辣な批判を受けている。それでも昨季は公式戦39試合に出場しており、今季もセンターバックでコンビを組むハリー・マグワイアとのコンビは鉄板となっている。

先発を果たしたリーズ・ユナイテッド戦では安定した足元の技術を見せ、リーズ相手に果敢に組み立てを行っていた。ロングパスは10本中2本と成功率はまだまだだが、自分から局面の打開を図る積極性は今後の成長に繋がるだろう。

守備面でも粘り強い守りで好プレイを見せることもあれば、軽率なミスを見せる場面もあるため評価が難しいが、現在がマンU加入後で一番安定している。今の悪い点を直しつつ、安定した守備を見せて欲しい。

月末にはヨーロッパリーグ準決勝が控えており、マグワイアとの鉄壁コンビで決勝に駒を進める活躍に期待したい(データは『Sofa Score』より)。

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