高いパス精度で攻撃を組み立てるゲームメイカー 大勝の立役者となったスペイン代表MF

高精度のパスでゲームを作るファビアン・ルイス photo/Getty Images

ナポリで活躍するファビアン・ルイス

ラツィオとの上位対決は5-2の大勝となったナポリ。ロレンツィオ・インシーニェやドリース・メルテンスのビューティフルゴールが目立ったこの試合だが、中盤の底から攻撃を組み立てるファビアン・ルイスの重要性も見えた試合となった。

2018年にナポリに加入したルイスは加入後すぐに出場機会を掴む活躍を見せる。今季はここまで公式戦35試合に出場しており、中盤での不動の存在となっている。先日行われたワールドカップ欧州予選でのスペイン代表として2試合に出場し、勝利に貢献している。

勝利したラツィオ戦ではティエムエ・バカヨコとコンビを組んでボランチでの出場となったルイス。重心の低いドリブルでラツィオのプレスをかわして短いパスを中心にゲームを作っていく。この日のパス成功数は68本となっており、これはチームトップの数字である。また視野が非常に広く、展開を変えるロングパスは12本中11本を成功させるなど、パス精度の高さがうかがえる。

また、中盤でのボールロストが少なくパスの中継役として各方面に顔を出すため、前線への安定したボールの供給を可能にしている。

守備面でも鋭い読みからボールを奪取するなど良さを見せており、この日はタックル成功数3を記録している。

このように攻守において高いレベルでプレイしているルイス。各国のビッグクラブが彼を欲しがるのも納得のパフォーマンスであった。

シーズン終了後にはEURO2020の開催が予定されており、ゆっくり休むことが難しくなっているが、コンディションを落とさず大会に臨んで欲しい(データは『Sofa Score』より)。

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