2月以降バランスが崩れる
今季のリーガ・エスパニョーラは早々に決着がついたかに思われたのだが、2013-14シーズン以来の優勝を目指すアトレティコ・マドリードの背中をバルセロナが捕まえ始めている。
アトレティコにとって問題だったのは2月に入ってからの戦いだ。2月8日にセルタと2-2で引き分けてしまったところから歯車が少しおかしくなり、レバンテ相手に1分1敗、ヘタフェともスコアレスドローに終わるなど、引き分けが増える悪癖が顔を覗かせている。
今季は引き分け多発問題をバルセロナから獲得したFWルイス・スアレスの得点力でカバーしていたのだが、スアレスは2月13日のグラナダ戦からリーグ戦で4試合続けて得点を奪えなかった。加入以降、スアレスが4試合続けて無得点に終わったのは初めてのことだ。
レアル・マドリードとのダービーマッチも1-1のドローで終えており、アトレティコは直近8試合の成績が3勝4分1敗となっている。獲得できる勝ち点24のうち、11点を失ってしまったことになる。
2月からはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの戦いもスタートしており、そちらの方にも力を入れなくてはならない。スアレスに頼り続けるわけにもいかないが、年明け以降増えてきた引き分けを勝利へ変えていけるのか。