カンテ&カゼミロにも匹敵する存在へ イングランドで伸びる“22歳”の守備職人

ウェストハムの中盤で躍動するライス photo/Getty Images

“世界最高級”の称号は手の届く場所にある

守備的MFとして、人々から“ワールドクラス”と呼ばれる存在になるのは難しい。中盤でせっせと汗をかき、勝利を掴むためには欠かせない役割を任される彼らだが、華やかな前線の選手と比べて目立つ機会は少ない。どれだけ素晴らしい活躍を披露しても、同ポジションを務める選手への注目度はどうしても低くなりがちだ。

そんな厳しい現実がある守備的MFの世界。おそらく、現在ワールドクラスの守備職人と認知されているMFを挙げるとすれば、そう呼ばれるに相応しいのはフランス代表MFエンゴロ・カンテ(チェルシー)やブラジル代表MFカゼミロ(レアル・マドリード)くらいのものだろう。決して人材難というわけではないはずだが、世界最高級の選手となるとどうしても数は少なくなってくる。

しかし、そう遠くないうちに1人の若者がカンテやカゼミロと同じ領域に足を踏み入れることとなるかもしれない。期待したいのは、ウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライス(22)だ。

ここまでプレミアで4位につけるウェストハムの中盤を支えているライス。プロ入り当初はセンターバックを本職としていた同選手だが、2018-19シーズンから守備的MFにポジションを上げるとその才能が開花。空中戦に強く、出足の早い守備が売りの潰し屋へと変貌を遂げた。2019年3月にはイングランド代表デビューも飾っており、以降はスリーライオンズでも中盤における守備を司る存在となりつつある。守備的MFのNEXTワールドクラス候補としては十分な能力を備えていると言っていいだろう。

「彼はすべてを持っているMFだと思うよ。まだ若いのに優れたキャプテンシーを発揮できるし、技術的にも非凡なものを備えている。いつでもどこでもボールを回収できる彼の能力には、本当にさまざまな場面で助けられたよ。ウェストハムで最も重要な選手の1人だったと、間違いなく言い切ることができるね。備えている能力はピカイチだ。私はいずれ彼がワールドクラスの選手となることを願っているよ」(英『talkSPORT』より)

今季前半戦までウェストハムでチームメイトだったコートジボワール代表FWセバスティアン・ハラー(現アヤックス)も、ライスの才能にはこのように賛辞を送っている。近いうちにカンテやカゼミロにも匹敵する存在となるかもしれないイングランドの守備職人。その成長からは今後も目が離せない。

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