デンベレ似? ドログバの後継者? ユーヴェ加入が迫る“フランスの若き逸材”はどんな選手か[映像アリ]

ユヴェントスへの移籍が間近に迫っているとされるアケ photo/Getty Images

しなやかかつ、スピードに乗ったドリブルが武器

ユヴェントスへの加入が間近に迫っているとされるフランスの若き逸材、マルレー・アケとはいったいどんな選手なのか。

2001年1月5日にフランスのベジエで生まれ(現在20歳)、コートジボワールにルーツを持つアケ。モンペリエやベジエなどの下部組織を経て、2018年にマルセイユのU-19チームに加入した。左ウイングを主戦場とし(利き足は右)、すぐさま才能の片鱗を見せつけると、2018-19シーズンはマルセイユのセカンドチームでプレイ。ナシオナル2(4部リーグ相当)で30試合に出場し、7ゴール3アシストを記録した。

すると、マルセイユは2019年夏にアケとプロ契約を締結。同年9月に行われたレンヌ戦でプロデビューを飾り、昨年11月にはチャンピオンズリーグのピッチにも立っている。まだまだ出場時間自体は少なく、トップチームではゴールを記録することができていない。ただ、セカンドチームでは得点力の高さを披露しており、2019-20シーズンにナシオナル2でプレイした際には出場5戦で7ゴールという記録も残している。
一番の武器は、アフリカにルーツを持つ選手特有のバネのような走りと、軽やかな身のこなしを駆使したしなやかかつ、スピードに乗ったドリブル。ドルトムントで脚光を浴び、現在はバルセロナでプレイするウスマン・デンベレを彷彿とさせる。また、コートジボワールにルーツを持ち、マルセイユでプレイしていることから、プレイスタイルは速と剛で全く異なるものの、同国の英雄であるディディエ・ドログバの後継者になるのではないかとも期待されている(ドログバも2003-04シーズンにマルセイユでプレイ)。以前、メディアの前でドログバが自身のアイドルであることも明かしていた。アケはまだフランス代表ではA代表デビューを果たしておらず、コートジボワール代表も選択可能なため、どちらを選ぶのかも注目の点かもしれない。

複数の伊メディアによると、アケはまずユヴェントスのU-23チームでする予定とのことだが、ユヴェントスの指揮官を務めるアンドレア・ピルロは開幕戦でジャンルカ・フラボッタ(21歳)をスタメン起用するなど、若手にもチャンスを与える傾向がある。このフランスの若き逸材はユヴェントスでのチャンスを生かすことができるのか。まずは移籍の正式発表を待ちたいところだ。





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