バーンリー戦の敗北は起爆剤となるか
現地時間21日に行われたプレミアリーグ第18節で、バーンリーに敗れた昨季王者のリヴァプール。怪我人続出の影響もあるかと思われるが、それでもここ最近の彼らは何かがおかしい。そう感じている人は多いだろう。
直近のリーグ戦5試合における成績は3分2敗。この期間中においては、得点数もわずかに「1」を記録するにとどまっている。昨季、無類の強さを誇ったリヴァプールとは思えない数字と言っていい。しかし、どん底を味わったことで、リヴァプールはこの苦境を脱することができるかもしれない。そう主張するのはユルゲン・クロップ監督だ。苦境のリヴァプールを指揮する名将はバーンリー相手の敗戦を惜しみつつも、この負けには非常に大きな価値があると次のように訴える。英『Daily Mirror』が伝えた。
「バーンリー戦でも敗北には、本当にガッカリしたよ。振り返ってみても、負けた理由はわからない。最悪の出来事だったよ。だけど、物事に変化を加えるためにはこういったことが必要になるときもある。もし最悪のゲームをしながら1-0で買っていたならば、長期的な助けにはならなかっただろう。だけど、今回のような敗戦は我々にとって教訓となるね」
下手に勝利を掴んで敗因を有耶無耶にし続けるよりも、決定的な敗戦を喫した方がチームの危機意識はさらに高まる。その緊張感こそが再びリヴァプールを前進させるために必要だと、かねてよりクロップ監督は考えていたのかもしれない。直近のリーグ戦5試合で勝利なしという苦境に立たされるリヴァプール 。はたして、彼らはこのバーンリー戦を境に再び上昇気流に乗ることができるのか。昨季王者のV字回復をファンは待ちわびている。