伊東純也のビッグクラブ行きはあるか スピードスターの注目すべき“2021年”

ヘンクでは中心選手としての地位を確立した伊東 photo/Getty Images

本人もステップアップには意欲的か

2020年も終わりが近づいてきたが、来る2021年は日本の爆速アタッカーにとって飛躍の年となるか。ヘンクに所属する日本代表FW伊東純也は、次なるステップを見据えているようだ。

2019年2月に柏レイソルからヘンクへと移籍(当時はレンタル)し、現在までベルギーの地で順調にそのキャリアを形成している伊東。今季もジュピラー・プロ・リーグでは17試合に出場して4ゴール6アシストを記録するなど、このサムライは持ち味のスピードを存分に活かしてヘンク攻撃陣を牽引している。

そんな伊東は渡欧から1年半と少しの時間が経過した今、新たな挑戦を視野に入れているのか。ベルギー『Voetbalmagazine』のインタビューにて、日本のスピードスターは2021年における移籍の可能性について言及。まずはヘンクでのタイトル獲得を第一目標として掲げつつも、ステップアップには意欲的な姿勢を示している。
「もっと高いレベルでプレイできるか試してみたい気持ちはありますね。まだ次の目的地については話したくありませんが、2021年は非常に重要な年になると思います」

ここまでベルギーでは十分すぎる存在感を示している伊東。この調子で活躍を継続できれば、欧州5大リーグのビッグクラブから誘いが来てもなんらおかしくはないだろう。ただ単に速いだけではなく、ボールを保持した際にも全くスピードが落ちないドリブルを披露する伊東。利き足とは逆の左足も年々その精度は高まってきており、世界基準の能力は手に入れつつあると言っていい。

はたして2021年、爆速のサムライは世界トップレベルの舞台へと羽ばたいていくのだろうか。伊東純也の“やたらと早い”ステップアップには大いに期待したいところだ。

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