同僚は世界最高のDFの1人になると絶賛
レスター・シティは2015-16シーズンに奇跡のプレミアリーグ制覇を達成したが、今季もその奇跡を狙える位置にはつけている。現在も6位に位置しているわけだが、なぜ中堅クラブなのに上位をキープできるのか。
前線でFWジェイミー・バーディが頑張っていることも大きな理由の1つだが、見逃せないのは最終ラインの補強だ。レスターは優秀なセンターバックを連れてくるのが上手いのだ。
例えば現在マンチェスター・ユナイテッドで活躍するイングランド代表DFハリー・マグワイアだ。マグワイアは2017年の夏にレスターへ加入し、そこで評価が上昇して2019年夏にマンUへ8000万ポンドもの移籍金で引き抜かれた。
レスターにとってマグワイアの穴は大きかったが、代わりにマンUなどでプレイしてきたベテランのジョニー・エヴァンス、フライブルクで評価を伸ばしていたチャグラル・ソユンクを獲得。ソユンクの方は適応に時間がかかったが、今では重要な戦力だ。レスターの目の付け所は相変わらず優れている。
そして今夏、レスターはフランスのサンテティエンヌから19歳のDFウェスレイ・フォファナ獲得へ動いた。リーグ・アンで高い評価を得ていたフォファナはさっそくレスターで注目を集めており、数年後にビッグクラブから声がかかるかもしれない。
英『BBC』によると、若いフォファナについてベテランDFジョニー・エヴァンスもトップレベルのセンターバックになれるはずと太鼓判を押す。
「彼は世界最高のセンターバックの1人になれる。時折彼が若いことを忘れる。彼は身体能力に優れ、成熟している」
フォファナもこのままブレイクしていくのか。優秀なセンターバックを引き抜き続けていることもレスターが上位を狙えている理由で、主力を引き抜かれても優秀な選手を次々と見つけてくるスカウト陣の仕事はもっと称賛されるべきだろう。