万能の中盤戦士にはさらなる称賛を リヴァプールを支える“縁の下の力持ち”

リヴァプールの中盤であらゆる役割をハイレベルにこなすワイナルドゥム photo/Getty Images

負傷者続出のチームを支える鉄人MF

リヴァプールを支える“縁の下の力持ち”。現在、ユルゲン・クロップ監督は彼のチーム内における重要性を改めて認識していることだろう。今季故障者が続出しているリヴァプールにあって、開幕から稼働し続ける中盤戦士。オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムのことだ。

ここまで2020-21シーズンにリヴァプールが消化した公式戦18試合中、実に17試合に出場しているワイナルドゥム。中盤の底とインサイドハーフの両方で高いクオリティを見せつける彼は、現在のリヴァプールにとって替えが効かない存在となっている。高いボールキープ能力や、強靭なフィジカルを活かした守備で攻守に躍動する30歳。その貢献度は計り知れない。それでいて、試合を決める重要な局面においては得点も奪えるというのだから驚きだ。

しかし、これだけ中盤で多くの仕事をこなすワイナルドゥムにスポットライトが当たることは、これまでほとんどなかったと言っていい。近年のリヴァプールにおいて常に注目されてきたのは、前線の3トップやフィルジル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー・アーノルドといった華のある選手たち。中盤で黙々と与えられたタスクをこなすオランダ代表MFは、その実力を認められながらも強烈な個性を持つ集団で埋もれてしまう面があった。

そんなワイナルドゥムにもっと称賛の言葉を。そう訴えるのはかつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したイングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏だ。同氏はこの30歳MFが周囲から過小評価されていると、英『BT Sport』へ次のように主張する。

「正直、私はワイナルドゥムのことが大好きだよ。彼は非常に知的かつ無欲な選手だ。それでいて、彼は中盤におけるすべてのポジションでプレイすることができる。完全に過小評価されていると思うよ。オランダ代表では10番の位置でプレイしているけど、リヴァプールでは守備のタスクもきっちりとこなしている。現役時代、一緒にプレイしてみたかったね。ファンはあまり彼のことを評価していないように見える。だけど、彼がどれだけ多くの仕事をしているか、一緒にピッチに立っている選手ならその価値を理解できるはずだ」

2020-21シーズン、野戦病院と化しているチームを八面六臂の活躍で支えるワイナルドゥム。周囲の人々は、そんな彼の奮闘をもっと評価するべきか。これまでも全く評価されていなかったわけではないが、中盤で開幕からフル稼働を続ける30歳には惜しみない称賛の言葉を送りたいところだ。

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