不動のセンターフォワードを目指して
ライプツィヒからFWティモ・ヴェルナー、アヤックスからMFハキム・ツィエク、レヴァークーゼンからMFカイ・ハフェルツを獲得するなど、チェルシーは今夏に派手な前線強化へ動いた。
その中で注目されたのが大型FWタミー・エイブラハムの起用法だ。チェルシーのアカデミー出身者であるエイブラハムは昨季リーグ戦で15得点と奮闘したが、今夏に加わったヴェルナーは強烈なライバルだ。ヴェルナーがセンターフォワードに入るならば、エイブラハムの立場は危うくなると考えられていた。
しかしヴェルナーは持ち前のスピードを活かしてウイングも担当できる選手だ。ここまで指揮官フランク・ランパードはヴェルナーとエイブラハムを上手く同時起用しており、エイブラハムもリーグ戦8試合で3得点1アシストと期待に応えている。
英『90min』もエイブラハムがタイトル獲得への原動力となることを証明していると最近のパフォーマンスを称えており、エイブラハムの得点力もチェルシーが上を目指すために必要なものだ。理想としては昨季を超える得点数を求めたい。
イングランド代表でも絶対的エースのハリー・ケインに加え、今季はエヴァートン所属のドミニク・カルバート・ルーウィンが大ブレイクしている。エイブラハムもメンバー入りへ結果を出し続けるしかない。
190cmのサイズを誇るエイブラハムはチェルシーにとってもイングランド代表にとっても貴重なオプションとなるが、激しいポジション争いに負けず得点を量産していけるのか。エイブラハムもチェルシーのキーマンの1人だ。