インテルで苦悩するワールドクラスの司令塔 サッカー史に残る“奇妙な移籍”に

インテルのエリクセン photo/Getty Images

クラブはどう活かすつもりだったのか

インテルは3日にチャンピオンズリーグの舞台でレアル・マドリードと激闘を繰り広げたが、最後までチーム屈指の司令塔に出番は巡ってこなかった。

今冬にトッテナムから加入したMFクリスティアン・エリクセンだ。

エリクセンは今のインテルに不足している貴重なチャンスメイカーであり、加入当初は攻撃のレベルを引き上げてくれると期待されていた。しかしレアル戦でも出番はなく、今季は未だゴールもアシストも決めていない。
指揮官アントニオ・コンテのプランにフィットしていないのは明らかで、トッテナム時代とは別人のような状態にある。ロメル・ルカク、ラウタロ・マルティネスの2トップとシンクロ出来れば驚異の攻撃を展開できるはずなのだが、ここまでは機能していない。

『90min』はインテルの補強プランに疑問を抱いており、エリクセン獲得についてフットボール史に残る奇妙な移籍劇と伝えている。インテルのプランではどうエリクセンを活かしていくつもりだったのだろうか。

コンテのサッカーはゲームプランが常に同じとも指摘されており、攻撃がルカクとラウタロ頼みになっているのは間違いない。エリクセンがフィットすれば幅を広げられるはずなのだが、その時はくるのか。結果を残せなければ冬の市場で早々にクラブを離れる案も出てくるだろう。

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