パルティの能力を最大限引き出せるのは……
ついにアーセナルが手に入れた大型MFトーマス・パルティ。攻守両面で馬力あるプレイができるパルティには大きな期待がかかっているが、気になるのは起用法だ。
現在のアーセナルに当てはまるならば、[3-4-3]のシステムでダブルボランチの一角を任されていく可能性が高い。
アトレティコ・マドリードではあまり3バックでプレイしてこなかったが、ボランチの仕事には慣れている。パルティならすぐ適応できるはずだ。
ただ、このシステムにこだわり続ける必要もない。パルティの能力をより引き出せるシステムも検討していくべきだろう。
英『sky Sport』は、4バックの可能性を指摘する。パルティの加入により、オプションが増えたと考えているのだ。
例えば[4-3-3]の場合、パルティを右のインサイドハーフに入れるのも面白い。アンカーにはグラニト・ジャカ、左のインサイドハーフにはブカヨ・サカなんて攻撃的な一手もある。
さらに同メディアは[4-2-3-1]のシステムでジャカとパルティをボランチに並べ、トップ下の位置にテクニシャンのダニ・セバージョスを入れる案も提示している。
セバージョスは高い位置でゴールにも絡める選手であり、そのような起用法も面白い。最近のアーセナルは創造性不足とも言われるが、セバージョスを高い位置に押し出すことで攻撃のアイディアが増えるかもしれない。
パルティの守備力はもちろん、ボールを運ぶ力を引き出せる起用法がベストだ。可能性は広がるが、指揮官ミケル・アルテタはどうチームを構成していくか。