ミュラーがいないと仕事を失う? 勝ち切れぬドイツにベテランは必要か

ドイツ代表のエースだったミュラー photo/Getty Images

来年のEUROへ若手主体で戦えるか

やはりドイツ代表はどこか波に乗り切れていない。

9月に行われたネーションズリーグではスペイン代表、スイス代表にそれぞれ1-1で引き分け、今月のネーションズリーグではウクライナ代表にこそ2-1で勝利したものの、続くスイス戦は3-3のドロー。

今月7日に行われたトルコ代表との親善試合も3-3のドローとなっており、勝ち切れないゲームが続いているのだ。
ドイツといえば2018ロシアワールドカップでグループステージ敗退の屈辱を味わっているが、まだそのショックを完全払拭できていない。今もチームの形が見えにくいところがあり、以前のような無敵感は失われている。

ポイントとなったのは世代交代だろう。ロシアワールドカップの惨敗を受けてドイツは世代交代へと踏み切ったわけだが、『90min』はこれに待ったをかける。

年齢だけで選手を判断するのではなく、所属クラブでのパフォーマンスで判断すべきと主張しているのだ。

中でも注目はバイエルンFWトーマス・ミュラーだ。ドイツ代表を指揮するヨアヒム・レーヴはミュラー、DFジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルスの3人に事実上の代表引退勧告をした過去があり、今も代表には招集していない。

しかし、ミュラーは昨季バイエルンで3冠に大きく貢献。圧巻のチャンスメイク力を披露し、今もトップレベルのプレイヤーだと証明したのだ。

31歳という年齢を考えると、来年のEURO2020くらいは目指せるだろう。同メディアは、「レーヴはミュラーを招集しなければドイツ代表の仕事を失うだろう」とまで伝えている。

セルジュ・ニャブリ、ティモ・ヴェルナー、カイ・ハフェルツらで構成される若きドイツの攻撃陣も魅力的だが、そこにミュラーも加えれば攻撃力がアップするのは間違いない。

以前はベテランのFWミロスラフ・クローゼに頼っている時期も長かったが、ミュラーの再招集はないのか。バイエルンでの活躍を考えると、もう1度代表でミュラーの姿が見たいと願っているファンは多いはずだ。

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