世界最高クラスのワンダーキッドと言われた男 怪我に苦しみ続けた“4年間”

チェルシーで期待されているムソンダ photo/Getty Images

復活の夢は叶うか

チェルシーのアカデミーからは次々と優秀な選手が出てくるが、10代の時点では世界最高クラスの若手アタッカーと考えられていた選手がいる。

現在は23歳になったチャーリー・ムソンダである。

173cmと小柄な選手ではあるものの、若い頃よりUEFAユースリーグを制するなどアカデミーで活躍。レアル・ベティスへのレンタル移籍を挟み、2017-18シーズンにはチェルシーのトップチームでデビューも経験した。
ところが、ムソンダを狂わせることになったのが膝の怪我だ。英『Daily Mail』はムソンダのことを「忘れられたワンダーキッド」と称しているが、怪我による離脱が長すぎたのだ。

膝の怪我は2016年に始まり、2018年にも大きな怪我を負った。離脱期間は234日にも達してしまい、シーズンを棒に振ってしまった。

さらに膝の問題は続き、昨年には手術をおこなっている。そこからの離脱は続いていて、離脱期間は400日を超えた。

医師からはプロとして復帰できる確率は20%ほどとも言われたそうで、選手生命を脅かす大怪我となってしまった。

2016年から数えると4年間はフルにプレイできていないことになる。順調に伸びていればチェルシーでもポジションを確保できたかもしれないが、ワンダーキッドの未来はどうなるのか。

現在はオランダのフィテッセにレンタル移籍しており、ファンは完全復活の時を待っている。

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