126年ぶりの快進撃に、平均3.79点の衝撃 今季のプレミアは大荒れ模様

アストン・ヴィラに大敗したリヴァプール photo/Getty Images

数字で見る怒涛のスタート

今季のプレミアリーグは開幕から何かと荒れている。

何より目を引くのは大量ゴールの試合が続出していることだ。リヴァプールがアストン・ヴィラに2-7のスコアで敗れたゲームもそうだが、両チーム合わせて5点以上生まれるゲームも少なくない。

リヴァプールは開幕節からリーズ・ユナイテッド相手に4-3と打ち合い、そのリーズは第2節でフラムを4-3で撃破。
同じ第2節ではエヴァートンがWBAを5-2で撃破し、トッテナムも同じ5-2のスコアでサウサンプトンに勝利。

第3節ではレスター・シティがマンチェスター・シティを5-2で撃破し、WBAとチェルシーが3-3のドロー、ウェストハムは4-0でウォルバーハンプトンに勝利。

そして第4節ではトッテナムがマンUを6-1、前述したようにアストン・ヴィラがリヴァプールを7-2で潰してみせた。

この週はチェルシーもブライトンを4-0で粉砕しており、とにかくゴールが多い。

英『GIVE ME SPORT』によれば、ここまで1試合平均得点は3.79点。これは1930-31シーズンの3.95点以来となる数字だという。

攻撃が機能していると言うべきか、守備が崩壊気味と言うべきか。いずれにしてもイレギュラーなスタートになっているのは間違いない。

また順位で見ていくと、今季はマンチェスター勢が躓いている。試合数に差はあるものの、まだマンUもマンCも1勝しか挙げていない。現時点ではマンCが14位、マンUが16位のスタートだ。

王者リヴァプールがアストン・ヴィラに2-7のスコアで敗れたことも衝撃の1つで、今季のプレミアは開幕から何かと騒がしい。プレミアにて前年度王者がリーグ戦で7失点も喫したのは初のことだという。

良いデータにも目を向けると、ハメス・ロドリゲスやアランが加わったエヴァートンは開幕からカップ戦合わせて7連勝と絶好調。

エヴァートンが開幕から7連勝を達成するのは実に126年ぶりのことだ。カルロ・アンチェロッティに率いられるチームは、今季大きなサプライズを起こすかもしれない。

トップ4争いを含め予想の難しいスタートとなっているが、このまま荒れた展開となっていくのか。毎節何かが起こる予測不可能なゲームが続いている。

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