アザールを待たずに怪物レフティーを固定せよ ベンゼマの相棒となれる24歳FW

レアルのアセンシオ photo/Getty Images

「再び決定的な存在となれるはず」

攻撃の要となるはずだった男の離脱により、レアル・マドリードは前線のチョイスに悩まされることとなった。過去には“BBC”という鉄板のユニットを擁していた同クラブだが、2020-21シーズンは攻撃陣の組み合わせを試合ごとに変更しなければならない状況に追い込まれている。

それも全てFWエデン・アザールの負傷離脱が原因になっていると言っていい。2019年夏にクリスティアーノ・ロナウドの後継者として期待されチェルシーから加入したベルギー代表FWだが、レアル加入以降はどうにもコンディションが整わない時間が多くなっている。本来であれば前線はカリム・ベンゼマと彼の2人を軸にして構成したいところだが、現時点でアザールがそのレベルに達しているとは言いがたい状況だ。とはいえ、ジネディーヌ・ジダン監督はそろそろ前線のユニットをある程度固定したいと考えていることだろう。

しかし、肝心のアザールが戻ってこないのではどうしようもない。そんな中、スペイン『as』はその代わりとして9月末にアザールよりも一足早く戦列に復帰したレフティーを継続起用してみてはどうかとジダン監督に提案している。そのレフティーとは、スペイン代表FWマルコ・アセンシオだ。
「ジダンは現在、[4-3-3]と[4-2-3-1]のシステムを併用しているが、そのどちらでもアセンシオはプレイできる。アザールが不在の今、このフランス人指揮官は彼を頼ってみるべきだろう。右サイドに置けば、アセンシオは自分にとってのベストポジションで大いに躍動するはず。優れた緩急を駆使して相手の守備網を突破するだろう。左サイドに置けば正確なクロスも魅力的だ。トップ下でも洗練されたシュートを放つことができる。継続的に起用すれば、彼はきっとレアルの前線において再び決定的な存在となるはずだ」

これまでの試合でも、起用されればピッチ上で良い動きを見せているアセンシオ。ポテンシャルは確かなだけに、継続起用してみる価値は間違いなくあるだろう。はたして今後、ジダン監督がアセンシオをベンゼマの相棒としてスタメンに固定することはあるのだろうか。コンディションが整わないエース候補を、いつまでも待ってはいられない。

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