右サイドを駆け抜ける男はもういない
選手としての特長が違うのだから、同じ仕事を求めるのは酷だろう。しかしながら、今のドルトムントの右サイドは寂しい。
前線の選手がボールを受けてルックアップした時、右サイドを爆発的な速度で駆け抜けてくれるアクラフ・ハキミがいないのだ。
ハキミは今夏にインテルへ移籍し、ドルトムントには代わりにパリ・サンジェルマンから大型のベルギー代表DFトマ・ムニエが加入。現在はムニエが右のウイングバックに入っているが、当然ながらハキミとは攻撃参加の迫力に大きな差がある。
『90min』もハキミからムニエへのチェンジは明らかなグレードダウンと見ており、攻撃の迫力は明らかに落ちている。攻撃の幅を広げるうえで、ハキミの退団は想像以上にショックが大きいと言えよう。