“時代遅れ”でないとの証明を 名将モウリーニョにもう失敗は許されない

トッテナムを指揮するモウリーニョ photo/Getty Images

近年はイングランドで苦戦

2016-17シーズンにマンチェスター・ユナイテッドをヨーロッパリーグ制覇に導いて以降、名将ジョゼ・モウリーニョは苦い時間を味わっている。

マンUではその後タイトルを獲得できず、披露するサッカーも少々地味だった。モウリーニョのサッカーを時代遅れと感じたファンもいるだろう。

現在はトッテナムを指揮しているが、そこでも目立った成績を残せているわけではない。今季も開幕節からエヴァートンに敗れてしまい、実に不安定な船出だ。
トッテナムの目標は最低でもトップ4に入り、あわよくば優勝を狙うといったところだろうが、モウリーニョの下でそれが実現できるかは疑わしい。

英『TalkSport』によると、記者のエイドリアン・ダーラム氏もモウリーニョの経歴は素直に称賛している。

しかしながら、チャンピオンズリーグのようなメガタイトルを獲得したのはかなり前の話だ。トッテナムでも成功できなければ、時代遅れの指揮官と評価されても仕方がないだろう。

「モウリーニョには歴史があるが、チャンピオンズリーグ制覇などはかなり前のことのように思える。彼が能力を証明することを待っている。ユナイテッドでは少し時代遅れに見えたし、スパーズでも今季は上手くスタートできていない。昨季の終わりは良かったとしてもね」

トッテナムではFWガレス・ベイルの復帰案が進んでいるようで、実現すれば攻撃陣はかなり豪華なものとなる。バリエーションは増え、プレミアリーグでもトップクラスの攻撃陣を作ることができる。

トップ4は最低限の目標となるはずだが、モウリーニョはトッテナムのサポーターに夢を見せられるだろうか。FCポルト時代にはチャンピオンズリーグを制したこともあるだけに、中堅クラブを指揮して欧州の頂点に立つシナリオをどうしても期待してしまう。

今季はモウリーニョ個人にとっても勝負のシーズンとなるだろう。

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