近年、若い世代の選手が多く台頭してきたイングランド代表。FWジェイドン・サンチョ(20)はその代表格と言え、今回こそピッチ外で問題行動を起こしてしまったがMFフィル・フォデン(20)やFWメイソン・グリーンウッド(18)といった選手もA代表に招集されるまでに成長してきている。
彼らの他にも将来が楽しみな若手は多い。この期間にU-21欧州選手権予選を戦っているU-21イングランド代表にもFWエディ・エンケティア(21)、FWリース・ネルソン(20)、MFライアン・セセニョン(20)、FWカラム・ハドソン・オドイ(19)、FWリアン・ブリュースター(20)、FWブカヨ・サカ(19歳)、MFオリバー・スキップ(19)といった逸材たちがA代表入りを虎視眈々と狙っている状況。未来への明るい材料は多い。
しかし、その中でも現在欧州でひときわ注目を集めているのは、今夏バーミンガムからドルトムントへと向かったMFジュード・ベリンガム(17)だろう。ヤングスター軍団の中でもさらに一つ下の世代に属する同選手は、今回のU-21コソボ代表戦でU-21イングランド代表史上最年少デビューを果たしている。それだけでなく、きちんと1ゴールを奪っているとあってファンの期待は高まるばかりだ。
そんなベリンガムとU-21コソボ代表戦で一緒にプレイをしてみて、その能力に改めて驚かされたと語るのがR・ネルソンだ。独『SPORT1』によると、同選手はベリンガムのプレイが自身の想像を遥かに超えていたせいで彼の年齢がわからなくなったと次のように語っている。
「ジュードは身長が180cmもあるのにとてもボールコントロールに優れているんだ。さらに両足で強烈なシュートを放つこともできる。彼の年齢でそれほど多くのことができる選手は見たことがないね。ジュードと一緒にプレイするのはびっくりするくらい簡単なのさ。凄すぎて混乱しているよ。本当に素晴らしい。将来的にはA代表にも名を連ね、とてつもないところまで到達する気がするな。彼はドイツでもすぐにいろんなことを学び、吸収すると僕は思っているよ」
まだ17歳ながら、トップレベルの所属クラブで頭角を現している選手たちに交じっても遜色ない水準でプレイできていたというベリンガム。よくピークを過ぎたと言われるベテラン選手が「年齢は単なる数字」という言葉を口にするが、それは若い選手にも言えることなのだろうか。周囲が驚くベリンガムの実力。2020-21シーズンはドイツでブレイクを狙う17歳から目が離せない。
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