今季リーグ戦31試合に出場するも、来季の構想から外れかかっているウィンクス。そんな同選手には現在、マンチェスター・シティが興味を示しているとされる。来季定位置を確保できる可能性が低いならば、ウィンクスも新たな活躍の場を求める可能性は高いか。そして、この移籍話にはかつてプレミアで活躍した元イングランド代表FWケビン・フィリップス氏も興味津々なようだ。
「ウィンクスに放出の噂が流れているのは非常に奇妙なことだが、ビジネスはビジネスだ。私もずっと前からウィンクスのプレイが好きだと言ってきた。彼はテクニカルで、非常に優れたプレイヤーだよ。だが、今の状況ならば仕方ない。実際、ウィンクスのスタイルはシティによくフィットすると思うよ。彼はペップの指導でさらに成長することができると思う」
「フィル・フォデンがどのように成長し、今ではワールドクラスと呼ばれるまでになったかはみんな見ていたはずだ。モウリーニョにそれができなかったと言うつもりはないが、彼にとってウィンクスは重要な存在ではないようだ。そういった状況で、ウィンクスとシティがリンクしていることについて驚きはないよ。彼はボールを持った時に真価を発揮する選手だからね。シティの選手は全員がそうだ。この噂がどのように発展するかは私も興味があるよ」
モウリーニョ監督の方針に疑問を抱きつつも、そういった流れで話が進んでいるならウィンクスは新天地を求めるべきだと主張したフィリップス氏。優秀な選手であることは間違いないが、まさかの放出候補となってしまっているトッテナムの技巧派MF。はたして、この24歳は逆風が吹く中で今夏どのような決断を下すこととなるのだろうか。第28節のウォルバーハンプトン戦では腕章も巻いてプレイしたMFだが、思わぬ選択を迫られることとなるかもしれない。
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