休息期間がたった「35日」しかない ランパード監督が来季の日程に物申す

今季からチェルシーの指揮官を務めるランパード監督 photo/Getty Images

選手たちには休息が必要

チェルシーの指揮官を務めるフランク・ランパード監督が、2020-21シーズンの日程に関して物申している。

新型コロナウイルスの感染拡大によりリーグ戦の中断が余儀なくされ、大幅な日程の遅れが生じたが、無事全日程を終えることが出来たプレミアリーグ。ただ、今季終盤のイレギュラーなレギュレーションは、来季にも大きな影響を与えることになるだろう。

ランパード新体制のもとで、今季のプレミアリーグを4位でフィニッシュしたチェルシー。来季は現体制の2年目ということもあり、勝負の1年となるはずだ。しかし、プレミアリーグの開幕が9月12日に決まり、選手たちにほとんど休息の時間が与えられないことに、指揮官は頭を悩ませている。
チェルシーは今月8日にバイエルン戦(CL・ラウンド16・2ndレグ)を控えているが、1stレグを0-3で敗れていることからベスト8進出はかなり厳しい状況となっている。ただ、もしこの一戦で姿を消すこととなっても、来季の開幕まで「35日」しかないというのだ。逆転突破を実現した場合は、さらに休息期間が短くなってしまう。

こういった状況を受けて、ランパード監督がインタビューで次のように語った。英『The Guardian』などが伝えている。

「バイエルン戦を突破できない最悪なシナリオであっても、(9月)12日に選手たちが再びプレイを開始するのは早すぎると感じている。選手たちには休息が必要だ。それ(十分な休息がないこと)が、2人(アスピリクエタとプリシッチ)のハムストリングの損傷を引き起こした理由だからね。この件についてプレミアリーグが真剣に検討し、来季のフェアなスタートが切れることを願っているよ」

プレミアリーグと各クラブは、来季の開幕までに最低30日間の休息時間を与えることで合意に至っており、「35日」という数字はそれをギリギリ上回っている。ただ、例年のオフシーズンを考えてみると、今夏はかなり少ない。さらに、今季終盤戦の過密日程により、2019-20シーズンの疲れが抜けないまま来シーズンに突入する選手も少なくないかもしれない。そのため、来季は故障者の続出も懸念されている。

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