メッシとの比較に嫌気が差す15歳の逸材「僕の名前をサッカー界に刻みたい」

マジョルカに所属するルカ・ロメロ photo/Getty Images

リーガ最年少デビューを飾ったルカ・ロメロ

マジョルカに所属するU-17アルゼンチン代表MFルカ・ロメロが、「偉大な大先輩との比較」について言及した。

ロメロは2004年11月生まれの15歳ながら、6月にリーガ・エスパニョーラ最年少デビュー(15歳219日)を果たした逸材。幼い頃にスペインへ渡り、ドリブルが武器の左利きで、アルゼンチンを背負って(メキシコとスペインの国籍も持つ)プレイしていることもあり、「NEWメッシ」や「メッシ2世」などとして大注目されている。長年リオネル・メッシと一緒にプレイし、同選手をよく知るブラジル代表DFダニエウ・アウベスに「アイツはレオ(メッシの愛称)だ」と言わしめたほどだ。

襟足を伸ばし、後ろ髪をなびかせながらドリブルする姿も、どことなく若き日のメッシと重なる部分があるが、ロメロ本人はこのメッシとの比較に嫌気がさしているようだ。衛星放送『FOX SPORTS』の番組内で次のように述べている。
「メッシとの比較には、もううんざりしているよ。メッシはオンリーワンの存在だ。そして、僕は僕自身の名前をサッカー界に刻みたいんだよ。ルカ・ロメロとしてね」

さらに、ロメロは自身の今後についても明かしている。

「僕はメキシコで生まれたけど、家族はアルゼンチン出身。スペイン国籍を含めて3つの国籍を持っているんだ。彼らがまだアルゼンチンで僕を望んでいるなら、できればアルゼンチンでのプレイを続けていきたいね」

はたして、ロメロは己のプレイで自身の存在意義を証明し、「メッシ2世」としてではなく「ルカ・ロメロ」として、その名を轟かせることができるのか。この若き逸材の今後の活躍に注目だ。

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