新型コロナウイルス感染拡大の影響により、かなり中途半端なところでスケジュールが止まってしまった今季のチャンピオンズリーグ。しかし、どうにか欧州王者を決める戦いは8月からの再開に漕ぎ着けた。
まずは8月7日と8日に決勝トーナメント1回戦2ndレグを行い、12日から準々決勝の戦いがスタート。各国リーグ戦と同様、かなりタイトなスケジュールとなるが、この急ピッチで勧められるトーナメントを制すのは一体どのチームか。先日は準々決勝のカードも発表され、世界中のサッカーファンは優勝予想の話に花を咲かせていることだろう。
そんな中、かつてバイエルン・ミュンヘンとリヴァプールで活躍した元ドイツ代表MFディートマー・ハマン氏も自身の優勝予想を展開している。どうやら同氏は古巣の優勝を信じているようだが、その夢を打ち砕く可能性がある“新興勢力”にも大いに注目しているという。『AZ』のインタビューに対して、ハマン氏は次のように語った。
「CLでの優勝チームはバイエルンになると予想するが、絶対に安心とは言えないね。まず、決勝トーナメント1回戦でチェルシーに勝たなければならない。1stレグでは3-0で勝ったけれど、チェルシーには一人で局面を打開できるような選手が揃っている。油断すればやられる可能性は十分にあるよ」
「その他に注目すべきはライプツィヒだ。彼らは非常に良いドローを得た。アトレティコは粘り強いチームだが、今季リーガでは首位に17ポイントもの差をつけられている。ラウンド16でなぜリヴァプールを倒せたのかは謎だよ。おそらく、彼らは決勝まで駒を進めてくるだろう」
決勝トーナメント1回戦にて、CLの舞台における経験が豊富なジョゼ・モウリーニョ監督率いるトッテナム を粉砕したライプツィヒ。近年ドイツで急速に台頭した“新興勢力”だが、ハマン氏はこの同国勢をかなり警戒しているようだ。もう一つの古巣であるリヴァプールを撃破したアトレティコへの評価は少し低すぎる印象も否めないが、ライプツィヒに勢いがあるのは確か。決勝まで来ると予想するのも、多くの人が納得するはずだ。
新進気鋭の若手指揮官ユリアン・ナーゲルスマンに率いられ、トーナメントの再開を今か今かと待ち続けるライプツィヒ。欧州に吹く“新たな風”が、2019-20シーズンのCLを荒らす予感だ。
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