リーグ戦出場試合の“半分以上”で無失点 レアル守護神が披露する大逆襲劇

レアルを最後方から抜群の安定感で支えるクルトワ photo/Getty Images

昨季は不調から批判の連続も

加入からしばらくは不調の時期が続いたものの、レアル・マドリードの守護神が今季は絶好調でかつての評価を取り戻している。ベルギー代表GKティボー・クルトワの“無失点ラッシュ”が止まらない。

2019-20シーズンの白い巨人にとって、この男の存在は間違いなく必要不可欠だった。ジネディーヌ・ジダン監督の下で、今季また新たに強固な守備力を手に入れたレアル。ここまで失点「21」という記録は、リーガ・エスパニョーラにおいて2位アトレティコ・マドリードに5点もの差をつけるトップの数字だ。その立役者と言えるのがクルトワで、非常に難しいシュートも難なくストップしてしまう彼にレアルは何度も助けられている。

そんなクルトワの驚愕データが明らかとなった。現地時間10日に行われたリーグ戦第35節でもアラベスの攻撃陣をシャットアウトし、2-0での勝利に貢献したクルトワ。英『Squawka』によると、この試合を無失点で切り抜けたことで、彼の今季リーグ戦におけるクリーンシート数は「18」に到達したという。この数字は2位のマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)に3回もの差をつけて欧州5大リーグトップの成績というのだから驚きだ。
2019-20シーズンはリーグ戦に32試合出場しているクルトワ。この守護神は実に出場試合の56.25%で相手チームをシャットアウトしているという計算になる。恐ろしい記録と言って差し支えないだろう。

レアルでのスタートこそ躓いたが、時間を経るにつれて真の実力を発揮し始めた絶対的守護神。抜群の安定感を取り戻したクルトワは、これからも“最後の砦”としてレアルのゴールマウスを守り抜いてくれることだろう。

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