トップレベルのプレイヤーには絶対的な武器がある。それは相手が読んできても止められない必殺技のようなものだ。
元オランダ代表FWアリエン・ロッベンの左足カットインショットはそれを代表するものと言っていいだろう。
レフティーのロッベンは右サイドから中へカットインし、ファーへシュートを流し込むパターンを得意技にしてきた。対峙するDFはロッベンがこの形に持ち込んでくることを理解しているのだが、全く対処できない。
結局まともな対応をできるDFがいないままロッベンは昨季に現役を引退。ベテランになってからもカットインシュートは止められないままだった。
そんな伝説の左足を持つ男がピッチへと戻ってくる。母国オランダのフローニンヘンで現役復帰することが発表され、英『Sportbible』はそれを記念してロッベンのカットインシュートに再びスポットを当てている。
映像を見ても、ほぼ形は同じだ。しかしDFはなぜか対応できない。映像の中には親善試合にて日本代表がやられた場面も含まれている。長谷部誠らもロッベンのパターンは頭に入っていたはずだが、間近で見るとキレが凄いのだろう。
多少のブランクはあるが、おそらく今でもロッベンのドリブルに対応できるエールディヴィジのDFはほとんどいないはず。オランダの地でお得意のカットインシュートをまた見せてほしい。
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