「試合前日の夜、何者かから僕らの食事に問題があるというメッセージが送られてきたんだ。だからそのチェックのせいで30分ほど夕食を取るのが遅れたことを覚えているよ。結局、その後それはデマだと発覚したけどね。すべて問題なかった。でも、一部の人の嫌がらせはそれだけじゃなかったのさ。宿舎の近くで何人かの地元住民が花火を上げたんだ。僕らはそのせいでなかなか寝付けなかった。僕個人にそこまで影響はなかったんだけど、他の選手の中にはうるさくてなかなか眠れなかった人もいたみたいだ。だが、幸いにも朝までにはみんな寝ることができたよ」
「そんなことがあったから、翌日にヨアヒム・レーヴはこう言った。『これから24時間の間だけ、ブラジル人は友達じゃない』とね。彼らはとてもフレンドリーに僕らを迎えてくれたが、今はチームの成功だけを考えるべきだと訴えたんだ」
ブラジル代表との決戦前夜、ドイツ代表の面々は一部の心ない人々から嫌がらせを受けていたとのこと。開催国と戦うというのは、こういった試練もつきまとうものなのか。しかし、レーヴ監督の一言で彼らはその気持ちに整理がついたという。結局、24時間だけ地元の人々と心の距離を取ったドイツ代表は、その策が功を奏してかブラジル国民を絶望の淵へと追いやることとなった。
試合前日までは逆境に立たされていたドイツ代表。栄光を掴み取った裏にはこんな衝撃エピソードがあったというは、なかなか表に出てこないだけに興味深い話であるのは間違いない。
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