マンチェスター・シティから出場機会を求めてドルトムントへ移籍したFWジェイドン・サンチョが大ブレイクしたように、近年は若いイングランド人選手が出番を求めてイングランドを離れるケースも珍しいものではなくなってきた。
やはりサンチョに倣ってドイツへ向かうのが人気コースだろうが、少し変わった行き先を選んだ者もいる。
昨夏イングランドのノッティンガム・フォレストからスペイン2部のアルメリアへ移籍する道を選んだ19歳のFWアーヴィン・アッピアーである。
ノッティンガム・フォレストの下部組織で育ったアッピアーにはマンチェスター・ユナイテッドも関心を示していたようだが、アッピアーは出場機会を重視してアルメリアへ向かう決断を下している。
しかもアルメリアが支払った移籍金は880万ユーロだ。10代の若手に対し、スペイン2部のクラブが支払う金額としてはかなり高額と言えよう。
そんなアッピアーがついにスペインの地で大きな一歩を踏み出した。狙い通り出番は確保していたのだが、20日に行われたレアル・サラゴサ戦でついにスペイン2部初ゴールを記録。ウイングを主戦場とする若きアタッカーにとって大きな自信となったはずだ。
スペイン『MARCA』はマンUに追いかけられていた選手がまさかスペインに来るとは思わなかったと昨夏の衝撃を振り返っているが、「イングランドの宝石が輝き始めた」とアッピアーの成長を楽しんでいる。
イングランドの世代別代表でもプレイしてきたアッピアーは、近いうちに大ブレイクとなるかもしれない。スペイン2部へ向かう意外な決断をした若手アタッカーにも注目してみてはいかがだろうか。
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