ラムジーが感じた新天地と古巣の“違い” 「慣れていた感じとはまったく別」

今季からユヴェントスでプレイしているラムジー photo/Getty Images

ユヴェントスとアーセナルを比較

昨夏、フリートランスファーでアーセナルからユヴェントスへと活躍の場を移したウェールズ代表MFアーロン・ラムジー。新天理ではここまで公式戦24試合に出場しており、まずまずの移籍初年度を過ごしていると言っていい。しばしば負傷でベンチから外れることもあったが、マウリツィオ・サッリ監督からの評価は上々だ。

そんなラムジーが新天地ユヴェントスと古巣アーセナルの違いについて語っている。英『The Athletic』のインタビューに登場した同選手は、その大きな違いは戦術に関する考え方だと次のように語った。

「僕が慣れていた感じとはまったく別だね。昨季もウナイ・エメリの下で戦術的なトレーニングをたくさんしたけど、サッリはそれよりも徹底的に物事に取り組むんだ。イタリアにおいて、戦術はとても重要なものなのさ。かなりの時間をかけて、次の試合に向けた戦術トレーニングを行っているよ。攻撃における自由度は高いけどね。この国では多くのチームが強豪クラブに対して自陣深くブロックを形成する。忍耐強くないといけないね。ボールを早く動かして、少しずつズレを生み出すしかない」
ナポリ、チェルシー時代から戦術を細かく設定する指揮官として知られていたサッリ監督。どうやらトレーニングではそのほとんどの時間が、次の試合における同監督のプランを具現化するためにあてられているようだ。“個人vs個人”のマッチアップが熱いプレミアリーグとはかなり違う環境に、ラムジーは驚かされたか。

とはいえ、一方で彼はそれを楽しんでいるようでもある。イタリアに活躍の場を移した29歳はこれからも様々なものを吸収し、より選手としてたくましくなっていくことだろう。

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