ヴェルナーに対する指揮官の親心 「結局は彼が何をしたいか」

ライプツィヒのヴェルナー(左)とナーゲルスマン監督(右) photo/Getty Images

退団となれば大打撃と認めつつも

ドイツでハイパフォーマンスを披露し続けている有能ストライカーの未来はどこにあるのか。RBライプツィヒに所属するFWティモ・ヴェルナーには今夏移籍の噂が絶えない。

現在、最有力とされているのはプレミアリーグのリヴァプール。しかし、他にも現地メディアではユヴェントスやインテルなども候補に入っていると予想が展開されており、移籍決断となれば複数ビッグクラブによる争奪戦となる可能性は高い。本人も移籍に気持ちが傾いていると、連日報道がなされている。

そんな中、ライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督がヴェルナーの去就について言及している。指揮官はもちろんエースに退団してほしくない気持ちこそ持っているが、最終的にそれを決断するのは彼自身だと自身の語っている。英『Daily Mirror』が伝えた。
「もちろん、それについて時々ヴェルナーと話してはいた。だけど、最近はそうでもないね。彼は今季合計34ものゴールとアシスト(その後ケルン戦でも1ゴール)を奪っている。並外れたクオリティさ。もし来季ヴェルナーがいなくなるのであれば、それは我々に大きな違いを生じさせるはず。レヴァンドフスキがバイエルンからいなくなるようなものだね。誰も喜びはしない。彼らもレヴァンドフスキがいなくなれば痛手になるだろうし、それは我々にとっても同じことだ。彼を慰留したいと思うのは普通の感覚。だけど、どうなるかはわからないね」

「とにかく、それについて我々ができることは何もない。選手は常に自分の成長を感じなければならないんだ。ヴェルナーがそう思わないのならば、我々が何を言ってもそれは彼にとって役に立たない。結局のところは彼の人生であり、彼のキャリアなんだ。最終的には自身で決断を下さなければならないよ。だから、ヴェルナーへ新たに何か言うつもりはない。行動で示そうと思うよ。結局は彼が何をしたいのかが全てなんだ」

ヴェルナーが移籍すれば大幅な戦力ダウンとなるものの、その一方で選手の幸せについても理解を示すコメントを残したナーゲルスマン監督。クラブの都合で若者の夢を止めることはできないという親心もあるのだろう。

はたして、去就について様々な憶測が飛び交っているヴェルナーは来季どこでプレイすることとなるのだろうか。決断の時期は刻一刻と迫ってきている。

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