チェルシーにはどこか守備的なチームとのイメージもあるかもしれないが、プレミアリーグの歴史に残る猛攻撃を仕掛けた時代もあった。
今回英『90min』がスポットを当てたのは、カルロ・アンチェロッティが指揮した2009-10シーズンのチェルシーだ。
この時のチェルシーはとにかく攻撃的だった。デコ、ミヒャエル・バラック、フランク・ランパード、マイケル・エッシェンと中盤には豪華なプレイヤーが揃い、前線ではディディエ・ドログバとニコラ・アネルカが抜群のコンビネーションを披露。特別な補強したシーズンではないのだが、当時のチェルシーを止められるチームは現れなかった。
リーグ戦ではドログバが29得点を記録し、ランパードもMFながら22点、FWフローラン・マルダが12点奪ったことも大きく、ドログバの相棒・アネルカも11点を奪った。チームに二桁得点者が4人もいるのは大きい。
最終的には103得点も奪ってリーグ制覇を達成。サンダーランド(7-2)、アストン・ヴィラ(7-1)、ストーク・シティ(7-0)、ウィガン(8-0)と、プロとは思えぬ点差がつく試合がいくつかあったのも特徴的だ。
FA杯も制し、アンチェロッティは見事に2冠達成。同メディアはサポーターも当時のような流れる攻撃のフットボールを求めているのではないかと伝えているが、当時のシーズンは毎試合サポーターが興奮できるポイントがあった。
ジョゼップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティが2017-18シーズンに106得点を奪ったことでチェルシーの印象が薄くなってしまったが、アンチェロッティ・チェルシーもプレミアの歴史に残る最強チームの1つで間違いないだろう。
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