問題児だったけどNo.1タレント 名将を困らせても“最高”だった怪物FW

かつてレアルで活躍したロナウド photo/Getty Images

カペッロが「最も素晴らしい」と称した才能

過去にACミランやASローマ、レアル・マドリードなど数多くのビッグクラブで指揮を執ってきたファビオ・カペッロ氏。誰もが名将と称える同氏が、その監督キャリアで最も才能を高く評価した選手は誰なのか。

上記のようなビッグクラブで仕事をしてきたカペッロ氏だけに、候補は多いだろう。フランチェスコ・トッティ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、ジャンルイジ・ブッフォン、ラウール・ゴンサレス……。例を挙げればキリがない。

しかし、その中でもカペッロ氏が“最高のタレント”と評価するのは、第二次レアル・マドリード時代に指導した元ブラジル代表FWロナウドだ。レアル時代にはオーバーウェイトなどの問題も抱えていたロナウドだが、その才能を名将は次のように評価する。
「私がこれまで指導した中で、最も素晴らしい才能を持っていたと思う選手はロナウドだ。だが同時に、ロッカールームで最大の問題を引き起こしたのも彼だったよ。パーティーを開催したり、やりたい放題だったからね。一度、(ルート・)ファン・ニステルローイが私に『ロッカールームでアルコールのような匂いがしますよ監督』と報告してきたこともあったね。その後、ロナウドがチームを去ってから我々は勝ち始めたが、才能について話すなら彼が間違いなく一番だった」

様々な問題こそ抱えていたが、才能だけ見ればロナウドはあらゆる名手をも凌駕するものを持っていたとカペッロ氏。ロッカールームのエピソードこそファン・ニステルローイ氏が否定しているものの、似たような話は他にもあったか。

かつてサッカー界で“怪物”と相手DFに恐れられたロナウド。素行に問題はあったかもしれないが、やはりフェノーメノの才能は名将の目から見ても他とは一線を画すものだったようだ。

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