“NEXTランパード”と期待された男は今どこに 怪我と戦い続けるガラスの天才

ここまでチェルシーでの出場はわずか4試合のファン・ヒンケル photo/Getty Images

膝の怪我に苦しむオランダ人MF

過去、“フランク・ランパードの後継者”になると大きな期待をかけられてチェルシーに舞い降りた逸材MFがいたのを覚えているだろうか。2013年夏にフィテッセからやってきたオランダ人MFマルコ・ファン・ヒンケルである。

今ではロス・バークリーやメイソン・マウントがそのポジションに収まったが、それ以前に“ランパードの後継者”候補と言えばこの男だったと言っていい。エールディヴィジで若くして印象的な活躍を披露したファン・ヒンケルは鳴り物入りでチェルシーへとやって来た。優れたキック精度と強靭なフィジカルを武器に、数年後はチェルシーの中盤を支配できる。多くのファンはそう期待を寄せたはずだ。

しかし、オランダ産のテクニシャンがロンドンで輝くことはなかった。移籍初年度となった2013-14シーズンにいきなり膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負うと、長期離脱を余儀なくされこの男はシーズンの大半を棒に振る。翌シーズンはACミランにレンタルされ後半戦に存在感を示すも、最終的にチェルシー復帰は叶わず。その後もファン・ヒンケルはストークやPSVといったクラブをレンタルで転々とするキャリアを送ることとなってしまった。未だ所属元はチェルシーであるものの、もはやファンからは忘れられてしまったと言っても過言ではない。

そんなチェルシーから遠ざかっているファン・ヒンケルのキャリアに英『football.london』も注目している。同メディアは「膝の怪我がNEXTランパードのキャリアを狂わせてしまった」とし、チェルシー時代に負傷した古傷が天才を彼のサッカー人生を停滞させたと言及。なお、PSVにレンタルしている現在も再発した膝の怪我で、ファン・ヒンケルは延べ707日間にも及ぶリハビリ生活を強いられている。慣れ親しんだオランダの地で再起を図ったものの、状況は好転していない。チェルシーとの現行契約は今季終了までとあって、現時点でブルーズ復帰は絶望的だ。

しかし、最後の希望はあるか。現地メディアによると、ファン・ヒンケルは来月チェルシーと契約延長するかについての話し合いを行う予定だという。ここで契約延長を勝ち取ればこの天才MFはまだ輝けるかもしれない。かなり長い間ピッチを離れている同選手だが、はたして今後のキャリアはどうなるか。スタンフォード・ブリッジで輝くテクニシャンの姿を一度見てみたいファンも多いはず。まだ27歳と若いだけに、奇跡の大復活を期待したいところだ。

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