昨季はチャンピオンズリーグを制し、今季は中断前までプレミアリーグ独走。そんなリヴァプールに改善点があるとするならば、中盤から攻撃に創造性をプラスする部分だろう。
ここは以前から改善の余地があると言われてきたポイントで、フィリペ・コウチーニョが退団してから攻撃的MFが不足しているのは間違いない。
英『Evening Standard』はそれを改善する存在が3人いると主張するのだが、そのうちの1人が今冬にザルツブルクから加入した日本代表FW南野拓実だ。
南野に関して同メディアは、「クロップが1月にザルツブルクから南野を連れてきたことは、かなり早い段階で忘れられたようだ」と伝えており、ここまでのパフォーマンスには納得していない。
しかしザルツブルクの一員としてアンフィールドへ乗り込んできた今季のチャンピオンズリーグ・グループステージでのパフォーマンスには最大級の評価を下しているようで、ザルツブルク時代の輝きを見せてくれればリヴァプールの攻撃的MF不足問題を解消できるとの考えだ。
南野は最前線、ウイング、さらにはインサイドハーフでプレイすることも可能だ。前線3トップからポジションを奪うのはかなり難しいため、攻撃的MFとしてスタメンを狙っていくのも1つの手だろう。
その他にはリヴァプールの19歳MFカーティス・ジョーンズの名前も挙げられている。今季はジョーンズにとってステップアップのシーズンとなっており、この成長著しいアカデミー出身の若手を見逃すことはできない。スタメンを確保するまでにはもう少し時間が必要だろうが、辛抱強く起用していけば大きな戦力になるはずだ。
そして最後の1人は、他クラブから連れてくるパターンだ。同メディアがリヴァプールにオススメしたのは、リヨンでプレイする21歳のMFフセム・アワール。
小柄なMFではあるものの、同メディアはアワールを「欧州で最も才能ある若手攻撃的MFの1人」と絶賛している。テクニックは南野以上と言っていいはずで、アワールのような選手を獲得すれば攻撃の幅が広がるのは間違いない。
中盤から創造性を加えるのは誰の仕事となるのか。ここが1つの改善ポイントなのは確かで、南野の活躍にも期待したい。
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