香川真司が“2部”にいることが衝撃 ルーニー、メネズら2部で戦う6人のスター

日本代表で戦ってきた香川 photo/Getty Images

1部で通用する実力を持つ男たち

トップレベルで通用する能力を誇りながら、今季を2部で過ごしている実力者が数名いる。

今回『90min』は「2部でプレイしている6人のトップスター」なる特集を組んでいるのだが、そこにレアル・サラゴサ所属のMF香川真司の名前が含まれている。

香川はドルトムントでブンデスリーガ連覇を果たし、マンチェスター・ユナイテッドでもプレイしたアジア屈指の実力を誇る選手だ。その後香川はトルコのベシクタシュでプレイし、今季より活躍の場をスペイン2部に移した。
世界のサッカーファンからすれば、まだ31歳の香川がスペインの2部でプレイしているのはちょっとした衝撃なのかもしれない。

その他に紹介されている5名もビッグネームばかりだ。

まずはバイエルンでチャンピオンズリーグ制覇を含む3冠を経験した元ドイツ代表FWマリオ・ゴメスだ。

ゴメスは現在ドイツ2部のシュツットガルトでプレイしているが、シュツットガルトはゴメスにとって古巣だ。古巣を再び1部の舞台へ引き上げるべく34歳のベテランストライカーは奮闘を続けてきた。

バルセロナ入りの噂もあったウルグアイ人FWクリスティアン・ストゥアーニは、今もジローナの一員としてスペイン2部でプレイしている。その得点力は今も変わらず、今季は何とリーグ戦26試合で23得点も決めているのだ。本来は1部でプレイすべき実力者と言える。

元イングランド代表FWウェイン・ルーニーも今冬よりイングランド2部のダービー・カウンティでプレイをスタートさせている。リーグ戦では11試合で3得点2アシストの成績を残しており、その技術は十分にプレミアの舞台で通用するはずだ。

そのイングランド2部で大暴れしているフラムFWアレクサンドル・ミトロビッチも忘れてはならない。

ミトロビッチはまだ25歳と若く、今季もリーグ戦で23得点を挙げている。2部でプレイする選手ながら市場価値は2500万ユーロと高額で、間違いなく1部でプレイしておくべき実力派大型ストライカーだ。

最後に紹介されたのは、パリでプレイするFWジェレミー・メネズ。パリと言っても、メネズが過去にプレイしたパリ・サンジェルマンではない。今メネズが所属しているのは、フランス2部のパリFCだ。

ミランでは本田圭佑ともチームメイトだったが、その後ボルドー、トルコのアンタルヤスポル、メキシコのクラブ・アメリカと渡り歩き、昨夏よりパリに戻ってきたのだ。

香川も今季抜群の成績を残しているわけではないが、ここで紹介された5名の実力者と同じく1部でプレイできるだけの能力は備えているはず。今後欧州各国のリーグ戦がどうなっていくかは分からないが、サラゴサで昇格を決めてスペイン1部でプレイすることが香川にとっての第一目標となる。日本のサッカーファンもそのシナリオを望んでいるはずだ。

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