・パトリック・バンフォード(FW/リーズ・ユナイテッド)
少し聞き馴染みのない選手かもしれないが、バンフォードはチャンピオンシップ(英2部)のリーズ・ユナイテッドでプレイする26歳の選手だ。ここに名を連ねた理由はその頭脳明晰ぶり。彼は16歳の時にGCSE(イギリスで義務教育課程終了時に受験する国家試験)で、受験した10科目のうち半分の5科目でA*グレードを獲得している。なお、このA*グレードは受験者の上位5%程度しか獲得できない評価だ。加えて、バンフォードはその優秀な成績がかの有名なハーバード大学に認められ、特待生としてのオファーを受けた経験もあるという。まさしくスーパーエリートだ。
・マリオ・ゲッツェ(MF/ドルトムント)
ゲッツェの父親は大学教授だ。現在は地元のドルトムント工科大学で教鞭を執っているが、マリオが生まれた1992年まではイェール大学でコンピューターサイエンスの研究者を務めていたほどの人物。“ドルトムントの至宝”はかなりアカデミックな家庭で育ったようだ。成績は平均的だったようだが、サッカーと両立していたことを考えれば努力できる少年だったことが窺える。
・アンドレア・ピルロ(MF/元ユヴェントスなど)
かつて“世界最高峰のレジスタ”として名を馳せたパスマスターは、ブレシアに本社を構える鉄鋼会社の御曹司。同メディアによると、ピルロ本人も家業を継ぐ権利を有しているとのこと。父親はこの仕事のためにサッカー選手となる道を諦めたそうで、彼は父の夢を代わりに叶えたことになる。孝行息子だ。
・ファイク・ボルキア(FW/レスター・シティ)
そして最後に一番ビッグな男の登場だ。とはいえ、彼の名前を聞いたことがある人はほとんどいないのではないだろうか。しかし、同メディアはレスター・シティのU-23チームに所属するこの21歳を「世界で最も裕福なサッカー選手」と呼ぶ。なぜなら彼の叔父はブルネイの国王なのだ。正真正銘の王族で、父は同国の元財務大臣。同選手が将来相続するであろう資産総額は“2兆円”オーバーとも。もはや我々一般人には想像もつかない金額だ。これでサッカーも人並み以上に上手いというのだから羨ましい。
もちろん、この全員がサッカー以外で成功できたかはわからない。しかし、彼らが環境や能力に恵まれていたことは確か。錚々たるメンバーが揃ったが、そんな境遇を気にせずに飛び込んでくる人がいるほどサッカーは魅力的なスポーツということなのだろう。
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