皆が待ちわびるサムライDFの復活 酒井宏樹に時間が与えられた

今季マルセイユで思うような時間を過ごせていない酒井 photo/Getty Images

日本代表DFの躍動が人々に勇気を与える

サムライはここで踏ん張ることができるか。2016年の加入以降、マルセイユの中心選手として活躍を続けてきた日本代表DF酒井宏樹だが、近頃はチーム内での立場が怪しくなってきている。

今季でクラブ在籍4年目に突入した酒井。昨季までは右サイドバックとしての地位を確固たるものとしていた同選手だが、2019-20シーズンに入ってからは調子が芳しくない。出場時間こそそれなりに得ているものの、今季は低調なパフォーマンスに終始する試合も散見される。

加えて、2度にわたり負傷離脱を経験し、出場停止と合わせて欠場は計6試合。ここ数試合は右SBにライバルであるブナ・サールが起用されることも増えており、開幕前と今とではレギュラーの立場が入れ替わってしまったと言っても過言ではないだろう。現地では「サカイは今後左サイドバックで勝負をすべき」との主張を展開するメディアの声も小さくない。

昨季まで高評価を得ていた酒井の不調。原因は一体何なのか。先日、仏『Le Phoceen』は「今季のサカイからは疲労の色が見て取れる」と、代表戦のたびに日本とフランスの往復を余儀なくされることが大きな問題と分析している。昨季ドイツでは長谷部誠が代表引退後に素晴らしいパフォーマンスを披露しただけに、この影響はやはり考慮のうちに入れなければならないだろう。往復約20000kmの大移動が選手にとって負担であることは間違いない。日本代表での活動ももちろん大切だが、こう長距離移動ばかりではコンディションの維持もかなり難しいはずだ。

しかし、ここにきてそんな酒井がトップフォームを取り戻すチャンスが到来した。日本サッカー協会(JFA)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月に開催を予定していたカタールワールドカップ・アジア2次予選(兼アジアカップ予選)2試合の延期決定を発表。世界規模の非常事態であるだけに手放しに喜ぶのも違うが、これによって酒井が長距離移動を回避できたことは間違いない。

地元メディア『Football Club De Marseille』も、この代表戦延期は酒井にとって間違いなく追い風になると主張。「日本代表DFにようやく休む機会が与えられた。これによって、サカイは最高のレベルに戻れるようマルセイユでトレーニングを積むことができる」と、これを前向きに捉えている。

はたして、酒井はレギュラー奪回のために急遽生じたこの時間を有効活用することができるのだろうか。新型コロナウイルスの感染拡大で世界中に不安が渦巻いているが、そんな中でもスポーツ選手の活躍は母国の人々に勇気を与える。サムライDFは復活をアピールし、日本の人々を元気付けてほしいところだ。

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