イタリアダービーらが「無観客試合」から「延期」に 深刻な新型コロナ問題

延期されることとなったユヴェントスとインテルのイタリアダービー photo/Getty Images

代替日は5月13日

セリエAは2月29日、同日から3月2日にかけて行われる第26節において、一部の試合を延期することになったと発表した。

日本でも大きな話題となっている新型コロナウイルス。世界中で猛威を振るっており、ヨーロッパの中では特にイタリアで深刻な状況に陥っている。その影響はサッカー界にも大きく及び、2月23日に開催予定だったセリエA第25節の4試合を延期したり、セリエCに所属するクラブから4名の感染者が出たりしていた。

こういった状況もあり、第26節の試合では開催こそするものの、感染者の拡大を避けるためにスタジアム内に観客を入れないという結論に。昨日、今節注目のイタリアダービー「ユヴェントス×インテル」をはじめ、「ウディネーゼ×フィオレンティーナ」、「ACミラン×ジェノア」、「パルマ×SPAL」、「サッスオーロ×ブレシア」の5試合を無観客で行うと発表した。これに対して、インテルのアントニオ・コンテ監督やユヴェントスのFWクリスティアーノ・ロナウドが、措置に関して一定の理解を示すも「無観客でプレイするのは美しくない」や「ファンがいないのはハッピーじゃない」などと吐露していた。
しかし、セリエAは一夜明けたこの日、考えを改めた旨を発表。これらの5試合を「無観客試合開催」から「延期」へ変更することになった。代替日は5月13日で、その結果、コッパ・イタリア決勝も5月20日へずれ込むという。

延期される試合は以下の通り

2月29日(土)
ウディネーゼ×フィオレンティーナ

3月1日(日)
ACミラン×ジェノア
パルマ×SPAL
サッスオーロ×ブレシア
ユヴェントス×インテル

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