19試合で“12枚”もイエローカード アグレッシブすぎて危険な技巧派MF

ミランのベナセルと指揮官ピオリ photo/Getty Images

全力を出しすぎなのか

中盤からドリブルでボールを運ぶ高いテクニックを誇り、今季評価を伸ばしているのがミランのMFイスマエル・ベナセルだ。今季よりミランでプレイしており、ここまでリーグ戦19試合に出場している。

22歳と若いことも魅力で、ミランにとっては大きな収穫と言えよう。ところが、1つ改善したい問題がある。

それがカードトラブルだ。アグレッシブすぎるのかもしれないが、ベナセルは今季リーグ戦で12枚もイエローカードを受けている。19試合に出場して12枚はかなりの多さと言えよう。
伊『Calciomercato』によると、この数字は欧州五大リーグで今季最多のものとなっている。10月31日のSPAL戦からはラツィオ戦、ユヴェントス戦、累積警告での出場停止を挟んでパルマ戦、ボローニャ戦と5試合立て続けにイエローカードを受けたこともある。

仏『RMC Sport』によると、ベナセルはこれをあまり悪いとは思っていないようだ。ピッチ上で全てを出している証とも語っており、それがべナセルらしさということか。

「僕は多くのカードを受けているけど、それは僕が常に全てを出すタイプだからだ。それが僕なんだ。監督のピオリもインタビューでそれについて触れていたけど、彼も僕の傾向は分かっている」

今のペースだと20枚に近づきそうだが、これ以上のカードトラブルは避けたいところ。アグレッシブな部分も魅力ではあるものの、もう少し冷静さも必要か。

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