“521日ぶり”に訪れた歓喜の時 アジア屈指の点取り屋がもがいた1年半

得点に歓喜するジャハンバクシュ photo/Getty Images

エールディヴィジでは得点王を獲得

2017-18シーズンに、アジア人選手として初めて欧州主要リーグで得点王に輝いたアタッカーを覚えているだろうか。

当時オランダのAZに所属し、リーグ戦21得点を記録したイラン代表FWアリレザ・ジャハンバクシュである。エールディヴィジで存分に得点能力を発揮したジャハンバクシュは、2018年の夏にプレミアリーグのブライトンへと移籍を果たす。

ブライトンにとっては待望の点取り屋だったわけだが、ジャハンバクシュは想像以上の苦戦を強いられた。昨季はカップ戦を含め24試合に出場してまさかの無得点。エールディヴィジ得点王が1度もネットを揺らせないままシーズンを終えてしまったのだ。
今季も開幕から定位置を確保できない苦しい状態が続いていたのだが、ついに28日のボーンマス戦で歓喜の時が訪れる。今季初の先発出場でゴールを記録したのだ。27試合目にして初得点となり、521日ぶりのゴールだった。

得点を決めた直後には顔を手で覆って感情的になるシーンもあり、ジャハンバクシュにとっては苦しい時間だったのだろう。チームも2-0で勝利することになり、ジャハンバクシュにとっては特別な一戦となったに違いない。

昨季は怪我も重なり、今年1月にはアジアカップもあった。そうした様々な要因が絡み、ジャハンバクシュはプレミアの環境適応に時間がかかってしまったのだ。

英『The Telegraph』によるとジャハンバクシュ本人も、「昨季はベストシーズンではなかった。多くのゲームを欠場することになり、怪我やアジアカップもあった。だけどそれを言い訳にはしたくなかった」と振り返っている。

ジャハンバクシュが今後ブライトンで輝きを増していくかは分からないが、記念すべき一歩なのは間違いない。

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