今夏にロメル・ルカク、アレクシス・サンチェスのアタッカー2人を手放したマンチェスター・ユナイテッドは、新たな前線の柱としてポルトガルの若きFWジョアン・フェリックス獲得を検討していた。
しかし、残念なことにフェリックス争奪戦でマンUはアトレティコ・マドリードに敗れてしまった。マンUはダニエル・ジェイムズこそ獲得したものの、前線を十分に強化できないままシーズンへ突入することになったのだ。
そんな状況で指揮官オーレ・グンナー・スールシャールがチャンスを与えたのは、20歳のフェリックスより2つ若い18歳FWメイソン・グリーンウッドだ。
グリーンウッドは昨季もトップチームで出番を得ていたが、今季は開幕からバックアッパーFWとして出番を確保。すでにリーグ戦とヨーロッパリーグ合わせて18試合に出場している。
フェリックスに比べると世界的な知名度はやや劣るかもしれない。しかし英『The Sun』は、成績面ではグリーンウッドの方が優秀だと主張する。実際にデータで見てもグリーンウッドはフェリックスより印象的な数字を残している。
フェリックスがここまで17試合に出場して4得点なのに対し、グリーンウッドは18試合で6得点を記録している。また1試合平均のキーパス数(シュートに繋がるパス)もフェリックスが0.8本なのに対してグリーンウッドは1.2本を記録。
得点力、創造性の両面でフェリックスを凌駕するとの評価だ。もちろんフェリックスはチャンピオンズリーグの方に出場しているため、ヨーロッパリーグとはコンペティションにレベルの差がある。それでもフェリックスは1億2600万ユーロもの移籍金でアトレティコへ加わった選手で、本来はもっと数字が求められる選手だ。
アカデミー出身でコストがかかっていないグリーンウッドと1億ユーロ超えのフェリックス。どちらがお得かは言うまでもない。同メディアは金銭的にもグリーンウッドのヒットは大きかったと捉えているが、今後グリーンウッドがワールドクラスのアタッカーへ成長する可能性は十分に考えられる。フェリックスを獲得できず、グリーンウッドにチャンスが巡ってきたのは将来的に考えればプラスに働くかもしれない。
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