アーセナルはモウリーニョだけは避けるべき 「15年の仕事が犠牲に」

何かとアーセナルと争ってきたモウリーニョ photo/Getty Images

スタイルがあまりにも違いすぎるか

引き分けが続いて思うように勝ち点を伸ばすことができていないアーセナルでは、指揮官ウナイ・エメリに代わる人材がリストアップされ始めている。その候補者の1人として名前が挙がったのが、ジョゼ・モウリーニョだ。

チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドで仕事をしてきたモウリーニョはプレミアリーグの戦いを知り尽くす名将だが、モウリーニョ招聘だけはやめた方がいいかもしれない。英『Daily Mirror』にてそう主張するのは解説者のスタン・コリモア氏だ。

モウリーニョはこれまで多くのタイトルを手にしてきたが、アーセン・ヴェンゲル時代からアーセナルが追い求めてきたスタイルとは全く異なる哲学を持つ人物だ。目先の勝利のみを求めるならばモウリーニョ招聘も正しいのかもしれないが、長期的な視点で見ればアーセナルのスタイルが壊れる恐れもある。
「ピッチは嘘をつかず、モウリーニョはここ10年にわたってエキサイティングなチームを作っていない。アーセナルファンはなぜ彼が答えだと思うのか。アーセナルがヨーロッパリーグやFA杯など何らかのタイトルが欲しいならば、モウリーニョが実現するだろう。しかし、彼らの15年間の仕事を犠牲にすることになるかもしれない」

同氏はこのように考えており、個人的にエメリ続投を支持している。また、指揮官交代に動く場合はレスター・シティのブレンダン・ロジャースかボーンマスのエディ・ハウが適任だとも語っている。モウリーニョに任せた場合は守備的な戦いが増える可能性があり、それよりも積極的なスタイルで戦っているロジャースやハウの方がアーセナルに合っているとの考えだ。

今後も結果がついてこない場合はエメリ解任案が浮上してくるだろう。指揮官交代も1つの手だが、チームの哲学に合う人物かどうかを慎重に検討する必要がありそうだ。

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