今季から若き戦術家ユリアン・ナーゲルスマンとの冒険をスタートさせたブンデスリーガのライプツィヒは、ここまで勝ち点14を稼いで5位につけている。5位とはいえ、首位ボルシアMGとは勝ち点差が2点しか離れていない。バイエルンとは勝ち点で並んでおり、立ち上がりはまずまずだ。
そんなライプツィヒではドイツの快速FWティモ・ヴェルナー、193cmのサイズを誇るデンマーク代表FWユスフ・ポウルセンが前線の軸となっている。ここまでライプツィヒはリーグ3位タイとなる15得点を挙げており、彼らを中心とした攻撃力が1つの武器だ。
しかし、もう1人忘れてはいけない新戦力がいる。9月2日にローマからのレンタルで加入したチェコ代表FWパトリック・シックだ。サンプドリア、ローマとセリエAで活躍してきたチェコの大型FWシックは、今夏より活躍の場をドイツに移している。少し出遅れたものの、代表マッチウィーク突入前の10月5日のレヴァークーゼン戦では途中出場からブンデスリーガデビュー。新天地での1歩を踏み出すことになった。
現在23歳のシックも以前からポテンシャルを評価されてきた選手で、フィットすれば大きな戦力となるだろう。ドルトムント、バイエルンにも負けない攻撃軍団が完成する可能性も十分に考えられる。
独『Bild』によると、シックも「ブンデスリーガ制覇の可能性はあるよ。僕たちは現時点でもドイツ最高の3クラブのうちの1つだし、素晴らしいポテンシャルがあるんだ」とチーム力に自信を見せている。ドイツ最高の3クラブとは、バイエルン、ドルトムント、ライプツィヒのことを指している。現在はボルシアMGが首位に立っているが、この3クラブから今季の優勝クラブが出る可能性が高い。
果たしてシックはブンデスリーガで大暴れすることができるのか。ヴェルナー、ポウルセン、20歳のマテウス・クーニャらとともにシックが攻撃で違いを生み出すことができれば、ドイツの頂点に立つことも不可能ではない。
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