今夏にオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングをチームに加えたバルセロナでは、中盤のポジション争いが非常に激しくなっている。セルヒオ・ブスケッツでさえ定位置が確約されていない状態となっており、競争は厳しい。
その競争に負けるまいと、昨季からの進化を目指したのがブラジル代表MFアルトゥール・メロだ。アルトゥールは昨夏にグレミオからバルセロナへ加わった選手で、当初からシャビ・エルナンデスと比較されるなどパス能力は高い評価を受けていた。ただし、1つだけ気になるポイントがあった。
それはスタミナだ。アルトゥールは昨季もリーグ戦で27試合に出場するなど、早い段階で欧州のフットボールに適応してみせた。しかし、リーグ戦でフル出場したゲームは1つもない。全て途中で下がっていたのだ。
スペイン『MARCA』によると、アルトゥールはこの問題を解消すべく、パーソナルトレーナーとともに準備を進めてきたという。結果が出てきているのは明らかで、今季はすでにリーグ戦2試合でフル出場を記録。チャンピオンズリーグのグループステージでも2試合にフル出場している。
また昨季はリーグ戦で1アシストしか決められなかったが、今季は早くも2得点3アシストを記録している。得点に絡む部分でも進化を遂げており、指揮官エルネスト・バルベルデの信頼をしっかり掴もうとしている。
デ・ヨング、アルトゥールの若い2人が今後のバルセロナを支えていくMFとなるのが理想的なシナリオだが、ここまでは上手く進んでいるのではないだろうか。昨季に課題を見つけ、今季それを解消できているアルトゥールは充実したリーガ・エスパニョーラ2年目を迎えようとしている。
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