日本代表MF堂安律が所属するオランダの名門・PSVでは多くの若手有望株がプレイしているが、中でも現在大売り出し中なのが20歳のFWドニエル・マレンだ。マレンはかつてアーセナルの下部組織にいたことでも有名な存在なのだが、この1年ほどで急激に評価を高めてきた。
マレン最大の持ち味は、その驚異的な得点力だ。現在エールディヴィジでは9試合で10得点を記録し、得点ランク1位に立っている。特に1人で5得点を決めた9月のフィテッセ戦は世界に衝撃を与えることになり、若手の点取り屋としては現在世界で最も注目されている1人と言っていいだろう。
英『FourFourTwo』もその才能を絶賛しており、欧州五大リーグのクラブが争奪戦を繰り広げるのも時間の問題だ。アーセナルもマレン再獲得を検討していると言われており、PSV側は5000万ポンドほどの価値はあると考えているという。マレンがPSVの選手としてエールディヴィジデビューを果たしたのは2018年2月のPECズヴォレ戦なのだが、そこから1年半ほどで急激な成長だ。
同メディアは弱点の1つとして前線からの守備を挙げており、ここはまだ改善できる部分なのだろう。とはいえ、そんな弱点も忘れてしまうほどの魅力がマレンにはある。
マレンはヨーロッパリーグも含めれば今季13得点を記録しており、同メディアは1シーズンで40得点ほど奪えるのではないかと高い期待をかけている。40得点という数字についてマレン本人は、「シーズンで40得点?多いな。数字に縛られることはないけど、僕は野心的だ。できる限りの得点を決めたい。そして今ここまでは良い感じだ」と答えている。今のペースならば不可能な数字でもないだろう。
またマレンはトレーニングを積んだことで昨季よりゴール前で落ち着いてシュートを打てているとも語っており、昨季とは違う特別な感覚を手にしているのは間違いない。堂安のアシストからマレンがゴールなんてシーンも増えるはずで、今季欧州の舞台で旋風を巻き起こすのはPSVかもしれない。
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