レアルはジダンを信じるべし “悩める指揮官”気遣うモウリーニョ

レアルの監督問題に言及したモウリーニョ photo/Getty Images

噂も真っ向から否定

ジネディーヌ・ジダン監督の続投に暗雲が立ち込めている。古巣の危機を救うべく昨季途中から再び指揮官の座に就いた同監督だが、以前の勝てる監督といったイメージはすっかり失われてしまっている。今季は開幕からリーグ戦ですでに2勝2分、チャンピオンズリーグは一発目からパリ・サンジェルマンに完敗した。これを受けて、クラブ首脳陣はジダン監督の解任を考え始めたと複数の現地メディアが伝えている状況だ。

英『The Sun』によると、後任候補はクラブOBであるシャビ・アロンソ氏、かつてレアルを率いたジョゼ・モウリーニョ氏、昨季限りでユヴェントスの監督を退いたマッシミリアーノ・アッレグリ氏の3名。しかし、彼らのうち1人は真っ向からこの噂を否定している。モウリーニョ氏だ。同氏はジダン監督やクラブにもっと敬意を払うべきと主張している。

「今マドリードに戻る気はないよ。彼らには監督がいるからね。監督がいるチームを指導できるわけないじゃないか。後任候補として私の名前が出るのも気に食わないね。クラブ、そして監督に敬意を払うべきだ。レアル、バルサ、アトレティコ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー。こういったクラブにはかかる期待も大きいから、監督をするのはタフで難しいんだ」
『Deportes Cuatro』のインタビューに対して、モウリーニョ氏はこのように自分の意思を表明している。噂が過熱する前に先手を打った格好だ。

モウリーニョ氏に気遣われたジダン監督。はたして、レジェンドはここから見事な復活劇を披露することができるのか。今こそその手腕が問われる時か。

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