初戦の重要性が見て取れるが......
現地時間17日に開幕した2019-2020シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。百戦錬磨の知将カルロ・アンチェロッティ率いるナポリが昨季の同大会覇者リヴァプールを2-0で下したほか、ユヴェントスに2点を先行されたアトレティコ・マドリードが後半25分以降の2得点で勝ち点1をもぎ取るなど、グループステージ第1節から熾烈なバトルが繰り広げられている。
スペイン紙『as』は現地時間19日、同大会に関するある“ジンクス”を紹介。1992-1993シーズン以降でグループステージ黒星発進のチームが優勝したケースはないとのデータを引き合いに出し、「レアル・マドリードにとって悪い兆候だ」と、今季CL開幕戦でパリ・サンジェルマンに敗れた同クラブの先行きを不安視している。
なお、直近9シーズンにおいては当該シーズンのグループステージ第1節で白星を飾ったチームのなかからチャンピオンが現れており、引き分けや黒星発進のチームが優勝したケースはない。2016-2017シーズンで準優勝に終わったユヴェントスは開幕戦でセビージャに引き分けていたほか、昨シーズン優勝候補と目されていたマンチェスター・シティは初戦でリヨンに敗れ、その後ベスト8で姿を消すなど、このジンクスに当てはまっている。CL連覇を目指すリヴァプール、そして失意の結果に終わった昨シーズンの雪辱を期すレアル・マドリードにとって厳しい船出となったが、このジンクスを打ち破ることができるだろうか。
直近9シーズンの優勝チームとグループステージ初戦の結果は以下の通り。
【10-11シーズン】
優勝:バルセロナ(5-1 パナシナイコス)
【11-12シーズン】
優勝:チェルシー(2-0 レヴァークーゼン)
【12-13シーズン】
優勝:バイエルン・ミュンヘン(2-1 バレンシア)
【13-14シーズン】
優勝:レアル・マドリード(6-1 ガラタサライ)
【14-15シーズン】
優勝:バルセロナ(1-0 アポエル・ニコシア)
【15-16シーズン】
優勝:レアル・マドリード(4-0 シャフタール・ドネツク)
【16-17シーズン】
優勝:レアル・マドリード(2-1 スポルティング・リスボン)
【17-18シーズン】
優勝:レアル・マドリード(3-0 アポエル・ニコシア)
【18-19シーズン】
優勝:リヴァプール(3-2 パリ・サンジェルマン)
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