開幕節ではウディネーゼに0-1で敗れるなど、今季もミランのスタートはやや鈍い。指揮官には今季からマルコ・ジャンパオロを招聘したが、まだ考えが選手たちに浸透していない部分もあるのだろう。今夏にはFWラファエル・レオン、アンテ・レビッチも加わり、チーム作りには今後も時間を要するはずだ。
ただ、心強いデータもある。ミランは2019年がスタートしてからリーグ戦で失点を17に抑えており、伊『Calciomercato』によればこの数字はセリエAで最も少ないという。堅守は間違いなくチームの支えとなる。
王者ユヴェントスは今季の第2節でナポリと4-3の打ち合いを演じたが、ユヴェントスでも2019年の失点数は22に達する。レビッチ、レオン、さらに9番の呪いを振り払おうと努力を続けるクシシュトフ・ピョンテクをどう活かしていくのかなど、攻撃部分では解決すべき課題は多い。しかし、守備はセリエAでもトップクラスの安定感だ。
同メディアは「ミランの守備を引っ張るのはいつだってアレッシオ・ロマニョーリだ」と伝えており、ロマニョーリが最終ラインの要だ。この安定した守備を今後も続けていくことができれば、チャンピオンズリーグ出場権獲得も見えてくるかもしれない。
今月21日にはロメル・ルカク、アレクシス・サンチェスらを加えた優勝候補の一角・インテルとのダービーマッチが控えている。そのインテル相手にも堅守が通用するのか、実力を試すには最適なゲームとなるだろう。
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