近年、イングランド代表には優秀な若手選手が多数出現している。今やリヴァプールの中心選手となったDFトレント・アレクサンダー・アーノルドやドイツへ渡って急成長を遂げたドルトムントのFWジェイドン・サンチョ、チェルシーでエデン・アザールの後継者として期待されるFWカラム・ハドソン・オドイなど名前を挙げればキリがない。これら若手選手の台頭にガレス・サウスゲイト監督も良い意味で頭を抱えていることだろう。
そんな中、さらなる新星をA代表に招集してみてはどうかと提案する人物がいる。かつてブラックバーンやチェルシーなどでプレイしたクリス・サットン氏だ。英『Football London』によると、同氏はチェルシーに所属するFWタミー・エイブラハムがイングランド代表において面白い存在になるのではと主張。21歳のFWを絶賛している。
「タミー・エイブラハムは面白い存在になるだろう。早い段階から彼を知っていたけど、とても良い選手だと思ったよ。人々がイングランドのストライカーを考える際、真っ先に思い浮かぶのは(ハリー・)ケインと(マーカス・)ラッシュフォードだろう。カラム・ウィルソンよりエイブラハムを推すのかって? そうだね。フランク・ランパードは(オリヴィエ・)ジルーよりもエイブラハムに大きな信頼を寄せている。ノリッジ戦の彼には感銘を受けたよ。彼が機動性を備えたファンタスティックな選手であることは疑いようのない事実だ」
チェルシーの新エース候補として期待されているエイブラハム。開幕2試合こそゴールがなかった彼だが、第3節のノリッジ戦では2得点を挙げチームの今季初勝利に貢献している。身長190cmと大柄ながらもスピードとテクニックを備える21歳にサットン氏は首ったけのようだ。
すでに2017年にA代表デビューを飾っているエイブラハムだが、はたして再びサウスゲイト監督のお眼鏡にかなうことはあるか。まずはクラブでの地位を確固たるものにしたところだ。
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