UEFAスーパー杯で“疑惑の判定” 不満の声が噴出した場面は……

UEFAスーパー杯で主審を務めたステファニー・フラパール氏(右から2番目) photo/Getty Images

ビデオアシスタントレフェリーに対する不満も

現地時間14日にUEFAスーパーカップが行われ、PK戦の末リヴァプールがチェルシーに勝利した。

同試合終了後、UEFA(欧州サッカー連盟)は公式Twitterアカウントを通じてステファニー・フラパール主審をはじめとする審判団にむけ労いの言葉を投稿。しかし、このツイートのコメント欄には同試合で下された判定に関する批判の声が相次いでいる。

複数のサッカーフリークによって疑問視されたのは、チェルシーがPKを獲得した延長前半9分と、PK戦でリヴァプールのGKアドリアンがチェルシーのFWタミー・アブラハムのシュートを止めた場面。ひとつ目のシーンではアドリアンが自陣ペナルティエリア内でアブラハムを躓かせたとの判定が下されたが、リプレイ映像では二人の間に接触がなかったようにも見受けられる。先述のUEFAのツイートのコメント欄には「あれはPKではない」、「(アブラハムの)ダイブの反則をとるべきだった」、「あの場面でビデオアシスタントレフェリーは主審に適切な助言を行えていなかった」などの声が寄せられている。
また、PK戦でアブラハムがシュートを放つ直前、GKアドリアンの両足がゴールラインの前方に出ていたとの意見がコメント欄に殺到。「もう一度アブラハムのキックが行われるべきだった」、「UEFAよ、説明してくれ。ビデオアシスタントレフェリーはどこで何をしていたんだ」などの不満の声が噴出した。「(PKで)ボールが蹴られるとき、守備側チームのゴールキーパーは少なくとも片足の一部をゴールラインに触れさせているか、ゴールラインの上に位置させていなければならない」と現行の競技規則で定められているが、リプレイ映像ではアドリアンのセーブがこのルールに抵触しているようにも見える。PKの際にGKの動きをどの程度厳密に取り締まるかについて、今後も多くの議論が交わされそうだ。

[スコア]
リヴァプール 2-2(PK戦:5-4) チェルシー

[得点者]
リヴァプール:マネ(48分、95分)

チェルシー:ジルー(36分)、ジョルジーニョ(101分、PK)


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