なぜサッリはカンテをアンカーにしなかった? 向いていなかった”2つ”の理由

チェルシーのカンテ photo/Getty Images

コーチが振り返る

昨季マウリツィオ・サッリが指揮していたチェルシーでは、なぜMFエンゴロ・カンテをインサイドハーフで起用するのかとの疑問が浮上していた。アンカーにはナポリ時代からの教え子であるジョルジーニョを固定しており、この起用法に賛否両論あったのだ。

では、なぜサッリはカンテをアンカーにしなかったのか。英『BeIN Sports』によると、アシスタントコーチを務めてきたジャンフランコ・ゾラは、その理由が2つあると語る。

「メインとなる理由は、サッリのプレイスタイルだ。アンカーの選手はチーム全体で最も多くボールに関与することになる。通常はジョルジーニョで、彼は昨季もナポリ時代も1試合で140〜160回ほどボールに触る。時にはもっと多くだ。サッリはボールの扱いに自信があり、ゲームに関与することを恐れない選手を求めていた。それが最初の理由だ」

「2つ目の理由はカンテがアンカー向きの選手ではないということだ。彼はレスターでもチェルシーでの最初の2年間でもダブルボランチの一角でプレイしていた。レスターではドリンクウォーターがいて、彼が中盤に構え、カンテは自由に動く。カンテはサイドに行くのも後方へ下がるのも、自由なんだ。チェルシーでも同じくマティッチが中盤に構え、カンテは同じ仕事をこなしていた。カンテとは話をしたし、彼はそのポジションでのプレイを好んでいた」

これらの理由からカンテはインサイドハーフでの起用となったようだ。確かにカンテは豊富な運動量を活かして積極果敢に相手選手へチャレンジし、ボールを奪い取るプレイを得意としている。アンカーとして中盤の底に構えるスタイルでは特長を最大限活かせないのかもしれない。

今季チェルシーはフランク・ランパード体制となり、[4-2-3-1]で戦う機会も増えるだろう。カンテはダブルボランチの一角に入ることになり、これがカンテの良さを引き出すベストシステムの1つなのかもしれない。

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